『めんつゆトラップ』は間違って使うと逆効果!作り方の注意点と代用可能な調味料まとめ

簡単にできるコバエ対策として有名で人気な『めんつゆトラップ』。

この『めんつゆトラップ』はとても効果的なコバエ対策なのですが、間違った作り方・使い方をすると効果がなかったり、最悪、逆効果となってしまうこともあります。

こちらの記事では、めんつゆトラップの作成時または利用時の注意点を挙げながら、

・めんつゆトラップの正しい作り方が知りたい

・めんつゆの代用となる調味料とその効果が知りたい

・めんつゆトラップの利用期限が知りたい

・めんつゆトラップを使っても効果が無い時の原因が知りたい

等の疑問や悩みを解消していきます。

作り方と注意点

以下、作り方と注意点を挙げていきます。

⓪めんつゆトラップを作る前に、どういう仕組みなのかを理解する

手順通りに作ると5分で作れるめんつゆトラップですが、まずそれぞれの役割を理解しましょう。

こちらが『めんつゆトラップ』です。

ペットボトルの底をくりぬいた容器に、水とめんつゆと洗剤が入っています。ただそれだけです。

それぞれの役割を説明します。

ペットボトル容器…液体を入れる事が出来れば何でもいいですが、トラップなのである程度の大きさのもの、コバエが入るので捨てていいものを選びましょう。また、コバエは反射した光や明るい色に寄ってくるので、出来れば透明か白色の容器がより効果的でしょう。

水とめんつゆ…コバエは調味料の匂いが好きなので、めんつゆの匂いでおびき寄せるために利用します。めんつゆは濃縮タイプであれば水を加え。ストレートタイプであれば水は不要です。

洗剤… コバエ等の小さな虫は、水の表面張力により、水に落ちても沈むことは無いんですが、洗剤(界面活性剤)を入れることで表面張力が下がり、沈むようになります。

上記の説明で分かると思いますが、

めんつゆトラップは、めんつゆの匂いでコバエをおびき寄せ、コバエがめんつゆ(+水)にとまると、洗剤の効果により沈んで逃げられなくなる

というトラップです。

では、上記役割を考えながら、実際に作成していきましょう。

①必要なものを準備する

めんつゆトラップ作成に必要な以下のものを準備しましょう。

▼作成に必要な物▼
・めんつゆ(&水)
・空のペットボトル(&カッター)
・食器用洗剤

めんつゆは代用可能です。詳細は次項『めんつゆの代用品と効果』を確認ください。

また、空のペットボトルもコップ等に代用可能ですが、前述した通り、透明なペットボトルがオススメです。

②ペットボトルの底から3~4センチくらいの所をカットする

大体2センチくらいの液体が入るので、少し余裕を持たせてカットします。

③めんつゆ、水を入れる

水を1センチ程入れ、めんつゆを同じくらいの量入れればOKですが、トラップの性質上、めんつゆのにおいが大事になってくるので、多少多め(めんつゆを濃い目)に入れても良いです。

④食器用洗剤を数滴入れる

数滴だけ入れれば水の表面張力が下げれるのでOKです。逆に入れすぎると、めんつゆの匂いを薄めてしまい、効果が下がります。

めんつゆの代用品と効果

めんつゆの代用品として

お酢、しょうゆ、みりん、お酒

等の匂いが強い調味料が挙げられますが、

私が利用して最も強い効果を感じたのがお酢です。

お酢はめんつゆよりもコバエを引き寄せるパワーがありました。

お酢に次いで、めんつゆと醤油という感じです。

あくまで個人的に色々試した結果ですが、トラップとしておびき寄せの効果はかなり大事なポイントなので、なんでも代用できるという訳ではないです。

おびき寄せの効果が強い、お酢、めんつゆ、しょうゆのいずれかでトラップを作るのおススメします。

使い方と利用期限

めんつゆトラップを置く場所はとても大事なので、生ごみや三角コーナー・ゴミ箱などのコバエが集まりやすい場所の近く、またはコバエがよく飛んでいるのを見る場所に設置しましょう。

また、トラップの中の調味料をこぼしてしまうと匂いや色がついて大変なので、分かりにくい・見えにくい場所や、不安定な場所には置かない方がいいです。

設置後はコバエが近づいてくるのを待たないといけないため、即効性はあまり期待できませんが、数日あれば捕らえられるでしょう。

また、ゴキブリホイホイ等と同じように、このような虫トラップの長期間放置は絶対NGです。

めんつゆトラップは1週間で捨て、続けたい場合は、新しいものに交換しましょう。

トラップを放置していると、中で死骸となった多くのコバエが浮かび、そこに卵を産み付けられ繁殖してしまう可能性もあります。

効果がない場合

めんつゆトラップを仕掛けてもコバエが減らない原因は以下が考えられます。

①めんつゆの割合が少ない、また洗剤を多く入れてしまい、匂いが弱くおびき寄せられていない

この場合コバエがトラップに寄ってこず、引っかかってくれないため減りません。

トラップ作成時点の問題ですので、前述の『作り方と注意点』を確認してください。

②コバエが通らない場所にトラップを設置している

匂いでおびき寄せるトラップのため、コバエが近くを通らないと意味がありません。

めんつゆトラップをしっかり作っているのにあまり引っかからない場合は、水回りやゴミ箱(生ごみ)周辺、普段よくコバエを見る場所にトラップを設置しているか確認してみましょう。

③コバエの種類により効いていない

作成したトラップも設置場所も特に問題がないのに、コバエがトラップにかからない場合に考えられるケースです。

コバエにはいくつか種類があり、日本で住宅に発生しやすいコバエは『ショウジョウバエ』『ノミバエ』『チョウバエ』『キノコバエ』の4種類が挙げられます。

めんつゆトラップは、めんつゆ等の甘い匂いが好きな『ショウジョウバエ』だけを狙ったトラップになるので、トラップにかからないのであれば、ショウジョウバエ以外のコバエという事になります。

この場合、市販の殺虫剤を利用しましょう。めんつゆトラップと同じような待ち伏せタイプのものは特定のコバエを対象にしている事が多いので、コバエの種類が分からないのであれば全てに効果があるスプレータイプがオススメです。

特に『コバエがいなくなるスプレー』は日本でよく見る4種類のコバエ全てに殺虫効果があり、さらにコバエの発生源になりやすい場所に1プッシュしておくだけでコバエの発生を抑えられ、予防効果が1週間程度続くためオススメです。

④駆除を超えるスピードで繁殖している

めんつゆトラップにたくさんかかっているのに、飛んでいるコバエが減らない場合は、このケースになります。

コバエは一生に多くの卵を産み、卵から成虫になるまでの期間が1~2週間程度と短く、1匹のコバエが卵を産んだだけでもすぐに大量発生する事があります。

この場合、トラップでは追いつかないので、発生源(卵)を探して根絶する必要があります。

まとめ

さて、これまでの事を簡単にまとめると、

めんつゆトラップは、めんつゆの匂いでコバエをおびき寄せ、コバエがめんつゆにとまると、洗剤の効果により沈んで逃げられなくなる仕組みのトラップなので、匂いや容器・設置場所などでいかにおびき寄せれるかが大事。

めんつゆ、空のペットボトル、食器用洗剤があれば誰でも簡単に作ることができ、めんつゆはお酢や醤油などに代用可能。また利用する調味料により効果の強さが変わる。

コバエの集まりやすい場所の近くで、中身をこぼすことが無いような位置に設置し、長期間放置すると逆効果になるため設置後1週間で処分する。

コバエの種類により効かない事があるため、その時は市販の殺虫剤を利用する。

駆除を超えるスピードで繁殖する場合は、発生源(卵)を探して根絶する必要がある。

という内容になります。

最後に、コバエは発生してから対処するよりも、普段からコバエを寄せ付けない環境を作る事の方が大切です。

▼コバエ発生を防ぐ方法▼
・室内を清潔に保つ
・水回りの清掃をする
・ゴミ袋(生ごみ)は密封する
・食べ残しや飲み残しを放置しない

このような環境づくりはコバエに限らず、多くの害虫の発生を断つことができます。

最初は少し面倒くさいかもしれませんが、発生した害虫の対処に比べればストレスも手間もかかりません。

日頃から身の回りを清潔に保ち、害虫はできるだけ見ないようにしたいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました