急性白血病とは?生存率等まとめ【池江璃花子選手が白血病の発症を公表】

本日2019年2月12日に池江璃花子(いけえりかこ)選手が白血病の発症を公表しました。

池江選手がかかったのは、「急性白血病」と呼ばれる急に発症するタイプの「白血病」です。

白血病について「病気の概要」と「生存率」について調べてみました。

◆白血病とは?

血液中の白血球が腫瘍(しゅよう)性の異常な増殖を起こす病気。つまり血液の「ガン」です。

白血病は、急速に進行する「急性白血病」と、ゆっくり進行する「慢性白血病」に大きく二分され、さらにそれぞれ骨髄系細胞から発生する骨髄性白血病と、リンパ球系細胞から発生するリンパ性白血病に分けられます。

 

◆急性白血病の生存率

急性骨髄性白血病の長期生存率は約60-70%です。

残りの30-40%のうち、白血病の再発に関係するものがほとんどですが、化学療法の合併症による死亡率も5-10%あります。

昔は「不死の病」として恐れられていた白血病ですが、現在は完治も可能となっています。

過去には俳優の渡辺謙さんも同様の病気を患っていましたが、現在も元気に俳優業を続けられています。

一般的に生存率の指針として、年齢(若いほど予後良好)、診断時の白血球数(少ないほど予後良好)、完全寛解までにかかった時間(4週間を境に短いほど予後良好)等があります。

つまり、年齢が若くて、早期発見・早期治療されている場合、生存率は上がります

今回の池江さんの場合も、すぐに治療に入ったのは、早期治療のためだと考えられます。

報道では早期発見されているとのことでしたし、18歳と年齢も若いため、かなりの確率で長期生存が可能な条件であると考えられます。

 

◆慢性白血病の生存率

慢性骨髄性白血病の生存率は、早期発見されたかどうかと、実際に行った治療内容に、大きく左右されるといわれています。かつては、化学療法のみでは通常約4年で急性転化し、死亡してしまう病気でした。

しかし、現在は分子標的療法を受けた患者の85%以上が長期生存をすることができており、8年生存率は90%を超えるともいわれています。また、造血幹細胞移植やインターフェロン療法を受けた患者も50~70%ほどの人が8年生存率70%以上と長期生存を可能としています。

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