メルカリやヤフオク等、ネットで出品されているアイドルの直筆サイン入りグッズ。
『ネットで出品されている物は全て偽物だと思った方がいい』とよく言われるのですが、実はサインそのものを確認するのではなく、それ以外のポイントを確認する方が正しく判断できる場合が多いです。
こちらでは、出品されているサイングッズが本物か偽物か、出来るだけ正しく見分けるポイントをまとめていますので、買おうか悩んでいる方や、本物かどうか見分けたい方は参考にしてみてください。
見分けるポイント
存在の確認
まず、出品されてる商品が本当に存在するものかどうかをチェックしておきたいです。
例えば「この種類の生写真に直筆サイン入りは存在しない」や、「このグッズに直筆サイン入りは存在しない」等、そもそも公式で直筆サイン入りが存在しないグッズであれば、偽物の可能性が非常に高く手を出すのはやめておいた方がいいでしょう。
生写真やチェキ、各種グッズ等、出品されてる商品と同じようなキーワードでネット検索し、それがちゃんと存在するものかどうかチェックしてみましょう。
「一般流通していないものは全て偽物」という認識でOKです。
出品者の確認
存在が確認できたら、その商品を出品している出品者を確認します。
これがかなり大事です。
まず、その出品者の他の出品物を確認してみましょう。
直筆サインばかり出品している場合、コピー品である可能性が高いです。偽物を出品している人の中には、このようなチェックを嫌い、取引終了したものを削除する人もいますので、その出品者を一定期間監視して他の直筆サインの出品がないか確認してもいいです。
↑直筆サイン付き生写真ばかりの出品。偽物とは言い切れませんが、私ならこの出品は怪しいと思います。
他の物を多数出品している中で、直筆サインを数点だけ出品している出品者というのは、なんとなく大丈夫そうに見えますが、これも生写真等の大量に手に入る物を出品することでカモフラージュしている可能性があります。直筆サインの商品だけでカウントをとって5つくらい出品している場合は怪しいと思った方がいいです。
また、出品している直筆サインが人気メンバーのものばかりというのも怪しいです。コピー品というのは、高額な商品に対して作られる事が多いので、レートが高い人気メンバーのコピー品が出回りやすいのです。逆を言うと、かなりレートが低いメンバーの直筆サインは、作成するのにあまりメリットがなく、本物である可能性が高くなるとも言えます。
その他に、直筆サインが全て同じメンバーのもので、他の出品物もそのメンバーのものが多い場合、引退品という事も考えられるので、その場合は本物の可能性が高いかもしれませんが、引退品の場合はセットで売り出されることが多いので、あまり単品での出品は見ません。
引退品の場合でも、念のため出品者にサイン付きグッズの入手元は確認しておくといいでしょう。
ここまででお分かりいただけたと思いますが、出品者の確認というのはとても重要で、その出品者が「偽物作成・転売等でお金儲けのために出品している」のか「アイドルが好きだけど不要になったので出品している」のかを見極めるのが、そのサイングッズが自分で入手した本物なのか、コピーやネット等で手に入れた偽物なのかを判断できる1つの要素となるのです。
証明の確認
そのサインが本物であるという証明の有無を確認します。
生写真であれば裏にホログラムのシールが貼ってあったり、チェキや色紙、他のグッズであれば、証明書が付いているものが多いです。
ですが、証明も複製できてしまうので、証明があったからと言って本物とは限りません。
紙の証明書だけでなく、ホログラムシール等も複製できるので、注意が必要です。
証明を確認するというのは、証明がなければ全て偽物と判断するためだけであって、証明書が付いているから本物という訳ではありません。
ただし、以下の2点いずれかに該当するのであれば、ほぼほぼ本物だと言えるでしょう。
・公式からそのサイン入りグッズが送られてきた封筒や段ボール箱まで、消印等もそのままの状態で全て保管されていて、その送付先がちゃんと出品者の氏名になっている場合
・直筆サイン付きしか存在しない生写真やグッズの場合(複製がほぼ不可能でそのもの自体が証明となるので)
このように雑誌のプレゼントページと同じチェキはそのカットがサイン入りしか存在しないので、本物の可能性が高いです。
状態の確認
その出品物の状態を確認してください。
コピー品というのは、誰かに売るために作られているので、基本的に状態が良いです。
では、状態が良いものは全てコピー品なのかというと、それは違います。
直筆サイン付きのアイテムというのは、手に入れた方ほとんどすべての方が大切にするので、基本的には状態が良く残っているものが多いです。
ではなぜ状態を確認するのか。
それは、状態を確認すると、状態の悪さからそのグッズのストーリーが見えてくる事があるからです。
例えば、生写真や証明書の紙などは大切に保管していたとしても日にちが立つと焼ける事があります。また湿気で曲がる場合もあります。昔のものであればあるほど状態が悪くなる可能性が高いです。
もしそのような状態になっていた場合、長い間保管されていたものというストーリーが見えてきますし、チェキやサイン色紙であれば、焼けや、額縁の跡が写真についていた場合、飾っていて状態が悪くなったというストーリーが見えてきます。
また、当選の封筒から開封するときに間違って切ってしまっていたり、初期状態によくあるインクの汚れなどがずっと残っている等があるかもしれません。
その状態の悪さにストーリーが見いだせる場合は「その人が好きで大切にしていたもの」という事が分かるので、出品者自体は信頼できるようになります。
そのような出品者には、そのグッズをどうやって入手したかを聞けば、ちゃんと教えてくれる可能性が高いので、信頼していいかもしれません。
サインの確認
直筆サインの場合、多くの方がまずサインが本物かどうかを、他のサインと照らし合わせて見分けようとすると思いますが、はっきり言って意味ないです。
サインというのは完璧に複製できます(筆跡も完全に真似できます)し、たとえ本人が書いていたとしても、その時のコンディション等で別人が書いたようにも見えます。
では、サインの確認ではどういう点をチェックするかというと、明らかな偽物・粗悪品をはじくというだけでいいでしょう。
以下のような粗悪品が実際に存在します。
①サインが直筆ではなく印刷
②サインが別メンバーのもの
実際に私も見たことがありますが、上記のような粗悪品が存在します。
サインの確認は細かく見ても本物かどうか見分けられないので、上記のような粗悪品を見分けるためにチェックするだけでいいでしょう。
①は直筆であればサイン部分に立体感/奥行がでるので接写を見れば分かります。
②は完全に別メンバーのサインが書かれているというものなので、見ればすぐ分かりますが、本当にこういうものが出品されていることもあるので注意が必要です。
まとめ
まとめると、直筆サイン入りグッズを本物か、偽物か見分ける時には、以下のようなチェックポイントがあります。
▼見分けるポイント▼
・そのサイン付きグッズが本当に存在するものかどうかを確認する
・その出品者の出品物を確認しサイン付きグッズを多く出品していないか確認する
・サインの証明があるかを確認する
・状態からそのグッズのストーリーを感じれるか確認する
・サインをチェックして粗悪品ではないかを確認をする
ただし、上記のポイントを全てチェックしても、それが100%本物という確認が出来る訳ではありません。
100%本物の直筆サイン入りグッズが欲しい場合は、自らイベント参加やプレゼント応募等をして入手するしかありません。
冒頭でもお話ししましたが、ネットで購入する場合は、どんなに本物に見えるものでも、偽物が紛れているという事を覚悟する必要があるので、購入する際はそれだけ心にとめておいてください。
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