【一口馬主は稼げる?】実際の回収率や配当、費用について

実際に私の経験を交えながら、一口馬主の”お金”についてまとめています。

一口馬主になってみようか考えている方

一口馬主にかかる費用、回収できる金額/収支がどれくらいになるのか知りたい方

にオススメの記事です。

一口馬主とは?

一口馬主とは、競走馬に対し小口に分割された持分を通じて出資をする者のこと。

馬主になるにはかなりのお金が必要ですが、一口馬主は複数人で分割して出資するので、10万円くらいでも馬主になる事ができます。

出資を分割するのと同様に、出資した競走馬がレースに出走した時に得た賞金も一口馬主に分配される事になります。

かかる費用

一口馬主にかかる費用は、競走馬を購入(出資)する時だけではなく、以下のいくつかの費用がかかります。

①クラブ入会費用
相場:約1万~3万円(1回のみ)
一口馬主になる前に、一口馬主の募集を行っているクラブに入会する必要があります。入会金なのでクラブに入会する時に1度だけの支払いです。数万円が相場ですが入会無料キャンペーン等を行っているクラブもあります。

②出資金
相場:数万円~(出資時)
競走馬の購入費用です。その競走馬の価格や口数により出資金はかなり変わってきますが、数万~10万円以下のケースが多いです。

③クラブ会費
相場:約3,000円(月額)
入会したクラブの会費がかかります。入会費用とは別で月額費用となり毎月徴収されるものです。

④維持費用
相場:約1,000円(月額)
出資した競走馬の毎月の維持費用です。出資金同様にこれも口数で割るので様々ですが、1か月に1,000円程度が多いです。

⑤保険費用
相場:出資金の数%(年額)
出資した競走馬の生命保険の費用です。出資金の2~3%くらいが1年に1回かかります。

儲かるの?

では、ズバリッ!一口馬主は儲かるのか?稼げるのか?

残念ながら一口馬主は収支的に言うと損をする可能性が高いでしょう。

その理由として、募集金額以上の賞金を獲得した馬の出現率を表す控除前募集額回収馬率は、どのクラブでも30%を下回っています。

つまり、7割以上の馬が、出資金を回収できていないというデータがあるのです。

ではリターン(収支)の期待値的にはどれくらいになるのかというと、

私自身の実績ではリターンは約70%となっています。

他の方の実績を見る限り、50%~100%が多かったです。

なので、一口馬主となる場合、かけた総額の50%くらい損をする覚悟は必要です。

ただし、当然ですが、すごく儲かる例もあります。

G1馬『アーモンドアイ』。

彼女も一口馬主で1口6万円(500口)で募集されていたのですが、もしこれに1口出資していたとすると、

総獲得賞金 約19億1500万円÷500口=383万円(1口あたり)

ここから一口馬主出資者の取り分を約6割で計算すると、1口出資で約230万円のリターンがあったことになります。

出資額6万+5年分の経費を引いたとしても、200万円くらいの利益となります。

このリターンは夢がありますよね。

一口馬主の良い点

基本的に収支的には損をする可能性が高い一口馬主ですが、実際にやってみるとかなり楽しいです。

メールで愛馬の育成状況報告(近況)が届く

このような感じで、調教の報告メールや写真・動画等も逐次届きます。

別途費用が必要ですが、記念写真をもらえたり、実際に会ったりする事ができる場合もあります。

出資した馬にかなり愛着がわくので、出走レースも楽しみになります。

自分の出資する馬が出走する未勝利戦とか500万以下のレースが、名馬が勢ぞろいするG1以上に楽しいレースになりますよ。

一口馬主になる方法

私が実際に一口馬主を応募した時の流れを以下にまとめました。

①ネットで資料を申請
②後日、馬の資料と申込用紙が自宅に届く
③申し込み用紙を記入し郵送
④後日、入会金等の払い込み用紙が届く
⑤支払いを行う
⑥後日、入会案内やメンバーカード等が届く
⑦マイナンバー提供の資料が届く
⑧webでマイナンバーカードの画像提出

一口馬主をはじめるには、まず一口馬主クラブに資料請求を行うことになります。

資料請求は無料で簡単にできますので、興味がある方はやってみてはいかがでしょうか。

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